日本から遠く離れたヨーロッパに住むのは、2004年から1年住んだイギリス以来。
ヨーロッパ共通な習慣だったりすると知ってる!見たことある!という事もあるんですが、今回はイタリア人家族との同居なので、イタリアならではだな?ということが日常に溢れかえっております。
今回はメモ的に、私の知っていた日本での習慣との比較にはなりますが、生活習慣で驚いたことや慣れないことなどを連ねます。
*基本的なやつ、食事どき*
いってきます、ただいま
家を出る時、帰ってきた時、日本で生活している時は誰かと住んでいればほぼ言っていた言葉ですが、イタリアの家族間ではどちらも Ciao(チャオ) のみです。
全く言わずに出て行くこともありますし、帰ってきた時も挨拶とか無しで外で起こったことを話し出したり、家にいた人は帰ってきた人に対しての用事を言ってきたりします。
もしくは、家を出る時ならまたあとでね、のような意味の A dopo(アドポ) と言って去ります。
私は黙って出て行くのはなんか気持ち悪いので、何かしら声をかけてから出ますね。
いただきます、ごちそうさまでした
今から食べるぞ〜という際は、すでによく知られている Buon appetito(ブォナペティート) と言いますが、食べ終わった際には特に何も無し。言うとしたら Tutti buonissimi!(全部とっても美味しかった!) などの褒め言葉でしょうか。
ちなみにこれは家庭によるかもしれませんが、だいたいプリモと呼ばれる一皿目がパスタやリゾットで、あっつあつのうちに食べないと罪、みたいな感覚なのか、お皿に盛られた人から遠慮せず食べ始めるように言われます。
家族での食事は全員テーブルについてから食べ始めるもの、だと思っていた私の中ではあまり慣れなくて、恐る恐る食べ始める感じになっています。
カトラリーの使い方
結構ナイフを使わずフォークの端で切れるものは切る、というのを見かけます。またはナイフに付いたチーズなんかをそのまま舐めちゃう人も見ます。高級レストランではしないかも?
日本はお箸で食べる文化なので、ナイフやフォークを出されるお店だと使いかたを気にしないといけないのでは、と思い込んでおりましたが、割とファンシーなお店でもわからなかったら素直に聞いたり、違うもの使った時はまた足りない分を貰えばいいんだな、と今は思えます。
パンをテーブルクロスに直置き
日本でもイタリアンなどに行くとそういうところもあるかもですが、家庭での食事ではマンマがパンを各々のお皿の近くにそのまま、ポン!と置いてくれます。最初はびっくりしました。
*街で*
道端で知り合いを見つけたら大きな声で呼ぶ
イタリア人って声が大きいイメージはあったんですが、今のところそのイメージは間違っていなかったと思っています。
ある日バールの外の席でくつろいでいたら、近くを通ったマダムが、自転車で走り去ろうとしている男性に向かって大きな声で叫んでいて、何?と思って見たら実は別に叫んでいるんではなく名前を呼んでいるだけだったみたいで、自転車の男性が止まって挨拶していました。
いや、チャリと徒歩だとスピード感も違うし、呼び止めてまで話す!?って驚きましたが、声が大きくてお話好きなイタリア人を感じた、どっちかというと心温まる出来事でした。
お金をくださいと言われる
イタリアに限らずですが、ヨーロッパだと旅行に来ただけでも遭遇しますよね。繁華街を歩いていると知らない人が近づいてきて、小銭持っていませんか?と聞かれたりします。両替してほしいってことじゃないですよ。そりゃそうか。
子供が聞きに来るって場合もありますが、イタリアに来る前に少し滞在したアイルランドでもそうですが、ここ最近遭遇しているのは大人ばっかりです。
人々の対応は様々ですが、普通に挨拶をして会話をする場合もあるし、いつも同じところにいる人には顔馴染みになったりとか。個人的な勉強不足ですが、そういう人を多く見かけることで移民問題についてちょっとだけど調べてみたりと、これまで知らなかったイタリアの側面を知ることになりました。
大都会だと本当に多いですが、何が原因でそんなことになっているかは見分けつかないし、稀に目つきがやばい人もいます汗
犬連れOKなお店の多さ
お洋服屋さん、ショッピングモール、バール、だいたいお犬様が一緒に入れます。
なので街を犬連れで歩く人も多くて、めっちゃ犬見ます。愛情たっぷり注がれて暮らしているのか、みんな良い子。
スーパーだと、店内の専用カートに乗せれば中まで連れてきてOK!というところがあり、おとなしくカートの中でじっとしている犬を見ます。かわいい。
テレビ番組
Tra pocoって何分?
これ別にテレビに限らずですけど、よく見る表示なので。
番組がもうすぐ始まるよ、コマーシャルの後も続くよ、みたいな時に Tra poco と表示が出ていたりしますが、間も無く!みたいな意味ですよねきっと。
語学学校のコマ終わりに、休憩に入る時先生が同じこと言うので、一体何分休憩なんだろう…と最初悩んだことありました。聞きゃいんですけど。
討論番組の収集のつかなさ
教授のような専門家のような方がオンラインで何かについて話していて、それが止まらなくて、MCの方がスタジオから話をまとめうよと声をかけるんだけど、専門家の方はその声を完全に無視して大きな声ではなし続ける…。あまりに話し続けるので強制的にあっちのマイクをオフにしてしまう、という。
家族がよく政治についての討論番組などを観るので、たまにそう言う場面を見かけるんですが、一人一人が全然話すのやめないのでびっくりました。だいたい人の話に被ってるし笑
日本だとキャスターが、お時間ですので、などと言って締めに入ったりするとみなさん話すのをやめるので、夫が言うにはイタリア人にはそっちの方がびっくりみたいです。
人によって驚かないこともあるかもしれませんが、イタリア生活し始めでバババーっとこのようないろんな違いがあり、飽きない日々です。