イタリアに住むことになりまして

すっかり大人な40過ぎからのイタリア暮らし!移住に伴う愉快なこと、生活しながら感じること、あとたまにはお堅い話もしてみたい。

滞在証の申請から受け取りまでを記録する②

前回の投稿から1ヶ月も経ってしまった…。

すでにイタリアはクリスマスの準備で街がキラキラしております。そんなイタリア生活のキラキラしていない部分の話です。

こちらの続きです。

italianisumukotoni.hatenablog.com

ほらね、キラキラしていますでしょ

菩薩もお怒り

イタリアに再度入国して3日以内にしなければいけないオスピタリタという手続き、当時ちゃんと申請しにクエストゥーラまで行ったら「オスピタリタの申請はオンラインで出来るよ!ここだと1時間くらい待つことになるよ!」とその場で聞いて、オンラインでしたはずのもの。

滞在証の手続きで必要書類として明記されているそれ。

その当時オンラインで添付が必要な書類は添付し、問い合わせの本文にも何のことかわかるように明記して送信しておりました。送信記録も残っていて、書類添付も確かにされていた。

しかしその後、返信のようなものがなかったんですね。夫が気にはしていたようですが、でも普通のメールじゃなくて向こうのシステムが作った問い合わせフォーマットから送っているし…と思いつつ時は流れ。

今回の滞在証手続きを始めた際に、返信とかなかったけどオスピタリタの書類ってどこでもらうんだっけ?クエストゥーラか!じゃあ行こう!てことで行きました。

 

これに関しては特に予約とかなく行ってみて受付で聞いたら、2階の担当部署に行けば発行できるよ!オフィスに入れるのは1名だけね!とのことでその場でその部署に入れる入館カードを夫が受け取り担当部署へ。なんだすぐ発行してもらえることもあるんだね〜なんて思ってました。

10分ほどしましたでしょうか、私が受付近くで待っていたら、勢いよく夫が戻ってきて即受付の人に早口で話始め、多少の問答。イタリア語がわからない私でも普段、菩薩のように穏やかな夫が怒っている!何事!?というのはいくらなんでもわかる。ハラハラそのまま見ていた私。

その後なんだったのか確認したら、担当部署の人は私たちのオスピタリタの申請が確認できなかったそう。どうやらこちらでは送信されていたのだけど、あっちで受信されていなかった…?システムのフォーマットに従ったのに…?

プンプンの夫曰く、担当部署には2人いて、固定電話は鳴りっぱなし、1人は携帯ゲームをしてて1人はパソコンに向かっていたとのこと。こちらの申請状況も向こうがシステム上で1回だけ検索してくれたけど、たとえば過去に受信した履歴の確認などは特にしてくれず。

私がその届出をしなければいけない本人なので、当時返信のようなものがなかった時点できちんと確認すべきだったし、夫にもそこんとこ任せ過ぎてたのは反省。

 

彼らのその勤務態度と、探そうとする気のない怠慢な対応に怒り冷めやらぬ夫。あの人たちのあの様子だと絶対こっちの申請受信してたのに見逃してたか、怠慢で処理しなかっただけだ!!と言ってました。こればかりは真相を探る時間も気力も馬鹿らしいので、なんでなのかわかりません。

申請する側が、返信ないけどどうなってますか?って聞かないと確実性のない属人的なオンライン申請とは。それオンライン化できてる…?なんて思ってみたりした。

で結局どうなったかというと、その申請を当時のうちにできなかった理由(したんだけどね)を明記した書面、その証明になる送信履歴、申請書を後日持って行き、オスピタリタは発行されました。

 

この1枚の紙のために2回足を運んだこと(厳密には最初の申請の時に聞きに行ったのも含めて3回)、彼らの働きっぷりの見なくていいところを見てザワついたこと、がかなり無駄に感じた出来事です。

 

予約日当日、お?スムーズ…!?

滞在証の申請予約日がやっときました。最短の日時が2ヶ月後って、待ったわー。

予約時間は8時半にしていたので、その15分前にはクエストゥーラに、私だけではイタリア語が理解できませんのでついてきてもらった夫と共に到着。外の門付近にはいつものごとく何かの申請のために並ぶ人たちがいる光景。

この時、門のところに何人かいる警察に何か一言聞きたい人が周りにモヤッといたため、ここは心優しい夫ではなく態度だけはでかい私が予約票を手に掲げ、目を見開いた状態で相手の眼前に立つように華麗に動きました。華麗には余計ですが【こっちを見てオーラ】が強めだったのか、直ぐに警察の方も気づいてくださり「その予約ならあちらへどうぞ〜」つって、すぐに移民局の窓口がある入口に行けました!

しかも予約より10分前とかで開けてくれるのか?と思っていたのに、入り口にベテランぽい方がたまたまいて、すぐ窓口にも通してくれた、なんとスムーズ!!

その窓口に通してくれた方がそのまま手続きをしてくれました。諸々の書類の確認、必要な項目をその方が入力するのを待ち、滞在証が手元に来るまで申請したことが証明できる半券を受け取り、20分くらいでその窓口でできることは完了。「滞在証は1ヶ月半くらいで出来るので、その際SMSでお知らせがあります」とのことでした。

1ヶ月半くらい、とその方が明言されたのがなんだかイタリアでは新鮮に感じ安心感と共に、噂では4ヶ月だ、半年だ、1年だと色々聞いていたため、そんなに早く出来るのね!なんて思いました。日本だったら絶対早いとか思わない時間軸

最後に指紋を取るため、他の係の方が呼びに来るまでその辺で待つことに。

 

指紋採取と最後の疑問

ここまでかなり順調で、クエストゥーラ到着から40分くらいしか経っていない!すごい!という感じ。予約制になってそれが機能している様子、そして朝一予約をしていたのが功を奏したなというところでしょうか。

指紋採取のため呼ばれるのを待つ間、ここで3時間とか待たされたらどうする?なんて話しておりましたが、待ったのは30分ほど。私だけ奥に連れて行かれて、指紋取ってもらいました。その時の係の人も照れながら話す方で横柄さなどはなく、特に難しい会話があるわけでもないのでそこでは私1人でも全く問題なかったです。

ここまでかなりスムーズで、申請手続き全部終わった感があったのですが、一個だけなんか足りないことがありました。

私たちが事前にクエストゥーラのそのサイトで得た情報では、Codice Fiscale*1 もこの手続の際に同時に発行されるとなっていました。そう、クエストゥーラのそのサイトでは。

窓口で受け取った半券にもその番号の記載がなかったので、指紋採取の係の人に聞いてみたら「その番号は税務署で発行してもらってください」とのご返答。なんだかそれだけだと納得いかず、再度窓口で担当してくださったベテラン風の方にも、手が空いた隙を見て聞いたのですが同じような回答。

 

あれ、書いてあった情報と違う…現場の方が知らないってこともままあるし。でも正しいのが何かこの場でわからないから、とりあえず別日で税務署行きますか…となりました。

 

 

 

つ、づ、く

*1:コーディチェフィスカーレ、外国籍の人でもイタリアに長期滞在する場合は必要な納税者番号