イタリアに住むことになりまして

すっかり大人な40過ぎからのイタリア暮らし!移住に伴う愉快なこと、生活しながら感じること、あとたまにはお堅い話もしてみたい。

【改訂版】海外で和食を作る、お好み焼き編。

以前にこんな記事を載せまして。

italianisumukotoni.hatenablog.com

 

今となってはこれだと生地が固くなる分量だったので、その後も作るたびにああでもないこうでもないと分量とか変えながら作ってました。

最近もうちょっと美味しくできるようになったので、まとめとこうかと思います。

 

材料(2人分)

前回との比較で大きく違うのは小麦粉の量と、キャベツの種類です。

A生地

・小麦粉…60〜80g

Farina Tipo00を使っていますが、Tipo01でもいいと思います。適当…。

※最初は60gくらいにしておいて、全部混ぜた後に水っぽすぎたら足すくらいで

・すりおろしズッキーニ…半個

・すりおろしジャガイモ…半個

・水…80〜100cc

・ダシの顆粒…小さじ1弱

B具材(定番のもの)

・キャベツ…4分の1個

イタリア語でcavolo cappuccio appuntitoというものになると思います。英語だとpointed cabbageです。形は丸くなくてとんがっていますが、適度に水分も含んでいて葉同士が詰まりすぎてないのが、日本のスーパーで見るキャベツっぽいです。

・きのこ(マッシュルーム)…6個くらい

・卵…2個

・ねぎ…イタリアで見る小さい細いのだと2〜3本

・豚バラ…グラムだとちょっとわからないけど、3〜5ミリくらいの暑さに切られたものを買ってきて使っています。それを2切れくらい。

⭐︎お好み焼きというくらいなので好きなものを入れましょう、ここに挙げたのは今住んでいるイタリアの街でも手に入りやすいという観点で定番化したものです。

Cソース、その他

・おたふくソース

・マヨネーズ

・鰹節

・焼くときの油…大さじ1〜2 ※うちはオリーブオイルです

 

作り方

生地は一つのボウルにまとめて作っておいて、具材は1人分ずつ分けながら作っています。

A生地

1. 小さめのボウルに小麦粉とダシの顆粒と水を混ぜます。少しモッタリくらいでも大丈夫なので水は入れすぎないようにしています。

2.そこにズッキーニとジャガイモをすりおろしたものを混ぜます。ズッキーニのおかげで少し緑になりますが別に支障はないです。

野菜の水分でサラッとしてきますが、粘度はありすぎないほうが良いです。

B具材

1. キャベツ、きのこ、ネギをみじん切りっぽく細かく切ります。しかしこの時にそんなにめっちゃ細かくなくても良くて、特にキャベツはザックザクって感じで。

きのこはなぜ入れているかというと、なんかダシっぽいものが出るかなぁと思ってのことです。あれば蒟蒻とか、天かすも入れたいけどね。前はポテチを砕いて混ぜ込んでいたけど、イマイチあってもなくても変わらない気がしてやらなくなりました。

2. それぞれの具を2つのボウルか何か容器に大体でいいので半分に分けて入れます。

3. 卵をそれぞれのボウルに割り入れておきます。

4. 豚バラは3センチくらい幅で切っておきます。

焼く前

1. 具材を入れた2つのボウルにA生地をこちらも大体でいいので半分ずつ流し込みます。

2. 大きめのスプーンでしっかり目に混ぜます。最初は卵と生地がモタモタするので気をつけて。

焼く

1. フライパンを中火で熱して、オイルを満遍なく馴染ませておく

ホットプレートがあればそれでもいいですし、フライパンになる場合はあれば2個並べて焼きます。

2. A生地とB具材を混ぜたものをフライパンに流し込み、なんとなく丸くし、その上に切った豚バラを乗せます。

3. 中火で片面を8分ほど、触らず放置し、その後ひっくり返す。

4. ひっくり返したら再度8分ほど、気分でお箸などでぷすぷす上から穴を開けたりしていますが、これがあるとないで何かが変わるのかはわかりません。

※豚の脂がフライパンにジワーと広がるので、気になる場合はフライパンを傾けてキッチンペーパーに染み込ませて取り除きます。火傷しないように菜箸などでペーパーをつかんで行ってくださいね。

仕上げ

焼けたらお皿に乗せて、おたふくソース、マヨネーズ、鰹節を適宜好きなように散りばめてください。

おたふくソースもマヨも最後の力を振り絞った状態だったのがお分かりいただけるでしょうか

まとめ

小麦粉の量を減らし、ジャガイモを参加させてからというもの、柔らかくてふわっとしたお好み焼きとなりまして、私は満足しています。

なんといっても山芋みたいなものが簡単には見つからないので…あればそれを使いたいです!

おたふくソースを切らしているときは、醤油で誤魔化したりもします。ポン酢があればたまにそれでもいいかも、美味しいです。

 

 

 

この頃のスキンケアルーティン 〜海外生活でのコスメ選びは悩ましい〜

これが欧州生活初めてではありませんが1年以上連続して住んだことはなかったので、日本で調達できるものにも限界があります。

このまま海外での生活が続くとなると、現地で手に入りやすいものに慣れ親しんで行った方がよかろう、ということで、その一つが化粧品です。

1個150ml〜200mlの化粧水を毎朝晩使ったとして、売り手側の推奨する使い方だと2ヶ月くらいで使い切るはず。(推奨された使い方をしていない場合、たとえば1回の量が少ない、毎日朝晩よりも少ない頻度で使っていると、もちろんもっと持ちますが)

きっと一時帰国時に日本で好きな商品を何個も買って、持ち帰っている人もいるでしょう…安心しますよね。

しかし先だってのパンデミックのようなこと、もう今後は起こってほしくないけどもさまざまな事情により、なかなか帰る機会を見つけられないこともあるかもしれない。

こちらで流通しているものに手を伸ばすのも面白いし、ちょこちょこ試しているうち、一旦スキンケアのレギュラーメンバーが決まりました。

・ヨーロッパで(括りがでかい)スキンケア迷子だよ?という方

・あまり手をかけたくないけど何かお手入れはしときたいよ?という方

・別に敏感肌でもないけど硬水で肌がごわつくよ?という方

・海外でどんな商品があるのか適当に見たい方

など…もし良かったらこのまま読み進めてみてください!ちなみに別に宣伝でもないので商品名とか細かく書きません〜。

 

 

取り除くもの

たまに不安定になるくらいで、年齢による感想はあるものの、超乾燥肌でも敏感肌ではない私のお肌。正直やっぱり硬水はゴワつきます。

なので毎朝毎晩の洗顔料を使った洗顔というのはしていません。すみません。

メイク落とし

(左)不安定肌への定評は日本でもとどろいているアベンヌ、ミルク状のメイク落としっぽいものです。二度付けしたウォータープルーフマスカラなんかは完全には落ちないので、やはり目元は目元の健康のためにも、アイメイク落としを使いたいところです。

(中)結構使っている人が多いと思われる拭き取りのメイク落としっぽいもの。あんまりゴシゴシしたくないので、コットン2枚重ねにしたものにヒタヒタに染み込ませて拭いています。軽いメークならこれだけで済ませます。

目にできたcalazioのせいでアイメイクができていないので、これらで十分な毎日です。

洗顔

上記でも申し上げましたように、使っておりません。日本の製品で洗顔フォームとか硬水だと泡立ちにくい?と言われますし、事実そのような気もする。

あときっと商品としてもあるんだと思いますけど探したことなく…目元の清潔さを保つための洗浄フォームなら薬局に売っていて、それはカモミールの香りがしてとても良かったです。でも美容目的というより、目の病を防ぐものの位置付けです。

角質ケア

(右)毎朝の洗顔料を使った洗顔をしないでいると、なんか私としては毛穴の汚れや、加齢によるターンオーバーのスピードの乱れなんかが気になり、そうなるとメイクのノリとか、肌の防御機能にまで影響するのでどうしたもんかと思っていました。そこでいいものみっけ。

 

これは汚れを落とした後に拭き取るもので夜のみ使用。フルーツ酸が入っているようだから普通肌の人ならいいのかな、皮膚の薄い人にはどうなんだろう、刺激は全くないです。これ使い始めてから不規則にあった感想がおさまったような、他のものとの組み合わせの可能性もあります。

 

保湿するもの

欧州では日本でいう化粧水らしき物が見つけにくい、とはいろんな人からも聞くし実際自分も見つけにくかったです。

化粧水みたいなもの

(左)最近まで使っていて香りが非常に好きでした。

(中)お値段的にこちらの方が若干安い、どこの薬局でも見かけ手に入りやすい、ということで以前もこちらを使っていて出戻りました。

スプレーに詰め替えて吹きかけたり、コットンで拭いたりしています。気分による。

クリーム

(右)角質ケアで使っている同じメーカーの、ハーバル系の香りが好きで、あと内容量も50mlとクリームにしては多めなのが良い。テクスチャーは割と瑞々しいですがジェルほどじゃないから安心感あります。

 

その他のアイテム

ルーティンにはなっていないけど、たまに登場するものたちです。

シートマスク

スーパーでも売ってるバラ売りシートマスク、最近は2ユーロちょっとで見ます。数種類あるので気分により選んでおります。使ってみて種類の違いはイマイチわからなかったです。どちらも密着感はありますが、左の目元だけのマスクの方がよりピタッとして私は好き。

 

毛穴引き締め化粧水?

日本で夏とかになるとこういうパウダー入り化粧水が昔はよくあって、それに似ていて、それが大体毛穴引き締め目的のものだったからこう呼んでいますが、買った時に薬局の方からは保湿の化粧水と聞きました。ようわかりませんが、夏場にパシャパシャ使ったりします。

 

まとめでもないまとめ

ざっとこんな感じです。おそらくこの辺にお住まいの方には特に目新しいものはなかったのでは、と思いつつ。こだわる人はもっといろいろ組み込んでいるんだろうな、私ももっと賦活作用のあるものを取り入れたいお年頃ではあります。

 

次の一時帰国で気になっていたものを買い込んで、このルーティンがガラリと変わる可能性は大ですが、やはり買いやすさって重要ポイントですよね。プチプラからプチじゃないものまで、今後もほのぼのと探索していきたいと思います。

 

話しかけてくる見知らぬ人たち

イタリアに住み始めてから、日本に住んでいた時よりその辺の見知らぬ人が話しかけてくる頻度が高いなぁと感じます。というか欧州なのかな、日本以外の国で、なのかな、ちょっとわからないですけど、単純にサラッと話してサラッといなくなってみたいなのが面白い。

 

犬の散歩

これは日本でもどこでもそうかも知れないのですが、犬連れで歩いているとよく話しかけられますよね。

「オス?メス?」

「名前は?」

「これは⚪︎⚪︎(犬種)だよね?うちのはさ〜」

「まだ子犬?何歳?」

などなど…餌のあげ方の指南をしてくるおじさんとかもたまにいます。

言葉が今よりわけわからん状態だった時は、簡単な挨拶程度でもパニックになっており、犬の散歩で聞かれることなんて決まっているのに全然聞き取れず、焦りまくってました。今となっては数分の立ち話ならなんとかなるように。偉いぞ私。(それが言いたいみたいになった)

 

道端で

先日は特に繁華街でもない道を夫と歩いていたら、私たちを華麗に追い越して行ったお兄さんがiPodを耳から外して振り返り、

「ちょいと君たち、ティッシュ持ってる?」

とのことで、とポケットを確認してもなかったもんでその旨お伝えしたところ、おう!わかった、てな感じで去っていきました。

こういうのって日本で生まれ育ってイタリアに2年ばかし住んだだけの私には、まだびっくりしちゃうというか、ちょっとおもろい日常って感じ。

 

服屋さんで

たまたまメンズの売り場を夫と見ながら、サイズ確認のためにそのへんで夫が試着してたら同じラックを見てたお兄さんが、

「ねぇ、これって真っ白かな?」

と白っぽいニットを指してて、夫と2人で、

「うーん、pannaっぽいかも(クリーム色っぽいと言いたい)」

などと一緒に見つめたりして、お兄さんは一度去っていかれました。

私はその場で夫の試着を手伝ってたので、なんかさっきのニットが気になり、すぐ近くにこれは絶対真っ白に違いないわというTシャツがあったのでニットに当ててみたら、やっぱりニットの方は紛れもないクリーム色に近い白!

「ほらほら、これ(Tシャツの方)が白だよ!」

と私は夫に言ったつもりが先ほどのお兄さんは割と近くにいて、目で、ね!ほら!としたら、ニコッとしてました。

仕事で必要なシンプルな服がいるけど、真っ白を指定されたのでは、という想像をするなど。聞いてないけど。

 

最近のはこんな感じかなぁ、外に出れば誰かに話しかけられる、くらいの頻度だから覚えてないだけだとは思いますが、なんかこんな気軽なコミュニケーションって私は楽しく感じて、結構好きです。話しかけてくる人たちが割と年齢問わずってところも。

住んでると、おい!と思うことも沢山あるけど、こういう日常はイタリアの魅力のひとつだよな、と思うのでした。