イタリアに住むことになりまして

すっかり大人な40過ぎからのイタリア暮らし!移住に伴う愉快なこと、生活しながら感じること、あとたまにはお堅い話もしてみたい。

イギリス生活ちょっとだけ回顧

イタリアに来て、前年の短期滞在と合わせるとやっと1年経ちます。

 

今回が初めてのヨーロッパ生活ではなく、随分前に学生としてイギリスにて1年住んでいたことがあります。もし日本でしか生活したことがなくていきなりイタリアに来ていたら、もっと慣れないことが多かっただろうな!と思ったりします。

そんな懐かしいイギリス(主にロンドン)で出会った習慣などをいくつか振り返ってみたりします。

ロンドンでたまに見かける馬に乗っているポリス、割と見る
お風呂の習慣

イギリス留学の当初ホームステイしていたお家にて結構印象に残った出来事がありまして。私は日本では毎日シャワーなりお風呂に入って髪を洗っていたので、最初の月はそうしていました。

で、ある日温水器が壊れてしまい直るまで使えなくなる!という事態に。

同じお家に私の他にヨーロッパからの短期留学の子がいて、ホストマザーと2人して私に「なんで毎日シャワーする(髪洗う)の?」と聞いたんです。壊れたのは使い過ぎだからではないか、という疑いを持たれたよう…。その時の私にとってはそれが当たり前だったので、なんなの!?この人たち!失礼!という気持ちになり、「日本の習慣だよ!悪いか!」とつっけんどんに返して、後で2人から謝られるという汗

今考えたらいい人たちやん。

 

で、数ヶ月経ち、すっかりロンドンの暮らしに慣れ、寒い季節が到来していた事もあり、私は髪を洗う頻度が3日に1回くらいになっていました。だって毎日洗うとカサカサのパサパサになるんだもの。

日本と比較して湿度がかなり低いため、体の匂いも放ちにくいというね!だから香水を使う人がたくさんいるのか!使いやすいもんね!という新たな気づきもありました。

 

美容師をしていたお友達から聞いた話だと、1ヶ月髪を洗っていない人もいるらしい、とか。それは流石にね…。

そんなわけで、その後、ロンドンのおしゃれな人を撮影したページなどを雑誌で拝見しても、でもこの人たち多分お風呂入ってないからただの寝癖じゃん?なんて斜めから見るようになったのは良かったのか、悪かったのか。

でもお風呂の習慣て人によるので、あくまで私の身の周りでの印象です。

 

魚は高い

やはりホームステイしていた時、ポーランドから移住してロンドンに住んでるマダムと暮らしていたのですが、ご飯代込みでホームステイ代を支払っていたので、夜ご飯はだいたい作っていただいていました。

魚は高いから週1ね!と滞在し始めに言われ、火曜日の、その方の近くに住む息子さんが訪ねてくる日が魚料理でした。

改めて念を押されるのがちょっと面白かったです。ヨーロッパに来ると、日本人=魚好き、と思われてるなと感じる事も多いのですが、そう言われれば日本だと確かに魚料理ってかなり頻繁に食べるし、節約するとなると肉料理より魚料理というイメージ?

その後ロンドンの別のところで住んで自炊していた時も、おそらく魚はツナ缶くらいだったのではと記憶。

 

道にゴミ落ちてる&ゴミ箱多い

これは別にイギリスだけではなくて、アイルランドでもイタリアでもですけど、日本だとあまり見なかった光景。

日本はゴミは持って帰るか、ちゃんとゴミ箱に捨てる。道に落ちたゴミを見る事もあるけどかなり残念な光景に映ることがあります。

イギリスにいた当時はタバコの吸い殻とか小さいゴミをポイッと捨てる人普通にいて、道に落ちたゴミを清掃に来る車をよく見ました。でもゴミ箱もたくさん設置されている。そこにもみんな捨てるし地面にも捨てる、みたいなことになっていました。

あ、でも私がいたのはロンドンオリンピックより前なので、もしかしたらその辺から変わったりしたかな?

しかし日本ではあんまりゴミが落ちていない割にゴミ箱をあまり見ない、コンビニのゴミ箱にはゴミを持ち込まないで!と書かれているし、一体みんなどうしているんだろうと思う勢いです。日本人の元々ある綺麗好きな面は素晴らしいです。

 

チャリティーショップがあった

路面店でよく見かけたんですけど、がん治療のための寄付、とかそのお店ごとに寄付する目的が掲げられたチャリティーショップをよく見ました。

古着やアクセアサリーなど持ち込むまれたもの、お店の人が売ってそれを寄付するという感じのようでした。

そういうのを日本で頻繁に見たことがなかったので、いい取り組みだなぁなんて思って、帰国前に持ち帰れない洋服などを寄付したことがあります。お店に行って、はいよ、って店員さんに渡してそれで終わり。

こぼれ話としては、また寄付しに行ったらまだお店が空いていなかったので、お店の前に袋に入った衣類の塊をとりあえず置いて立ち去ったのですが、置いてから道を渡ってそのお店の前をチラッと見たらもうなかったです。誰かお持ち帰りされたのだろうけど、その間1分以内だったよ、早。

 

道に馬がいる

写真のはトラファルガースクエア前なので中心地になりますが、中心地でこのように警察が馬に跨って歩いている情景はたまに見ました。車に乗っている警察よりも強そうじゃないですか?馬が大きくて迫力がありますし、なんかしたら蹴飛ばされそう。

それだけではなくて、住んでいたフラットのエントランスから出たところに白い馬がいたことがあって、夢か?と思った事もあります。

アイルランドで観光用の馬車の馬はよく見ましたが、ロンドンだと日常的に出てくる印象があって、それが面白かったです。どこに住んでるんだあの馬たちは。

 

番外編、ポーランド人はウォッカで晩酌

ホームステイでお世話になっていたマダム、当時で60代後半から70代前半だったのではと思いますが、夜になるとウォッカを嗜まれていました。

「毎日1杯のウォッカは体にいいんだよ!飲んでみなよ〜」と勧められたのでショットグラスでいただきましたが、とんでもなかったです。私の反応を見て、シェリーなら甘いから飲めるでしょ、と切り替えてくれ、強いけどまだ飲めました。

確かに彼女は元気でした。

 

 

イタリアに住んで思ったのが、イギリスとイタリアで同じヨーロッパ内ということで共通する習慣もあれば、へーここではこうするんだ!と思う事もあって今も発見の連続です。

欧米で、欧州で、と一括りにできることって意外と少ない。イギリスでは、イタリアでは、っていうのも大雑把になる場合もありますよね。

てな訳で、イギリス滞在時に私の身の回りで見た習慣などについてでした。まだまだあるので思い出したらまた書きます!