イタリアに住むことになりまして

すっかり大人な40過ぎからのイタリア暮らし!移住に伴う愉快なこと、生活しながら感じること、あとたまにはお堅い話もしてみたい。

クエストゥーラでたらい回し1/2

明けましておめでとうございますの時期です。よろしくお願いします。

めでたいついでに美しいイタリアの景色をどうぞ。(夏のだよ)

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アディジェ川にかかるスカリジェロ橋(ヴェローナ

今住んでいる場所についてなどはおいおい書くとして、今回はイタリアらしい体験について!

イタリア国民じゃない人がイタリアに来たら、滞在します、住みます、などの届出を出したりする場所クエストゥーラ。

 

移住前から読ませていただいていた経験者のブログやツイッタから知ってはいたものの、初回からやはり何事もなく終わることはなかった…!

 

この記事では到着して割とすぐ必要な届出をする際に、体験したことを書きます。

また、個人の体験なので、ご自分の場合に当てはめる場合は最新の公的資料などご確認いただき、確実な情報を得てくださいませ。

(滞在許可証の話はここでは出てきません)

エストゥーラとはだいたいどんなところ?

イタリアって警察にもいくつか種類があって、その一つです。

日本語検索でWiki見たら、日本で言う県警察本部のこととなっています。

Questuraのリンクに飛ぶとイタリア語表記になっていて、文言を訳すと公安局ということでした。移民局って言う人もいますし、そんなニュアンスの場所です。

 

何を届け出るのか?1つ目

旅行でもなんでも、イタリアに足を踏み入れたら48時間以内に一つ目の届出が必要。

でも観光旅行でホテル等に泊まる場合だったら宿泊先(民泊も含む)の方でやってくれます。

個人宅に滞在する場合は、その受け入れ先の責任者が行う必要あり。

私の場合は彼の実家の主である彼の父親が責任者なので、今回の到着前に書類作成など一緒にしていただきました。

 

Dichiarazione di Ospitalità 

という名前のものなんですが、私は毎回イタリア語の表記に、はぁ…?となります。

だがしかし、ここでイタリア語を避けて英語とか日本語でわかりやすく説明なんかしてもらうと、会話の中で不便が生じること多しでした。

もうこういう名称はイタリア語そのまま頑張って覚える、それしかない!

 

こちらは実はオンラインで提出ができます。

それを知らずにわざわざクエストゥーラへ直接足を運んでしまった私たち。

48時間以内だなんて、もし金曜夜に到着した人とかどうすんだよ!あっちは土日休みじゃん!不可能だ!(私は木曜到着だったけど)など彼が文句言いながら準備してくれていましたが、オンラインでできるんやーん。便利やーん。

 

ちなみに提出書類のフォーマットをダウンロードしたものに小さい字で書いてあったんで、これはこちらのただの見落としです。

正面玄関の受付にいた方が、書類に書いてあるリンクから提出できるよ、ここでもできるけど1時間待つことになるよ、と親切に教えてくれました。

 

 

何を届け出るのか?2つ目

次に届け出たものの名称はこちら。

Dichiarazione di Presenza(以下、プレゼンツァと表記)

 

今回私はフランス経由でイタリアに入国しました。

フランスはシェンゲン協定加盟国なので、フランスにてシェンゲン協定加盟国内での入国審査をすることになり、フランスの空港でパスポートにスタンプを押してもらっています。

なので、イタリアでの入国審査はなかったため、パスポートにイタリアの空港でスタンプは押されていません。

その場合プレゼンツァの届出をイタリア国内でする必要があるっちゅーことでした。

 

もし経由便でも、シェンゲン加盟国ではない国での経由であれば、イタリア入国時に入国審査とスタンプを押してもらえるので、入国後のプレゼンツァの届出は不要とのこと。

シェンゲン…?何?という方は参考までにこちらをご覧ください。

www.mofa.go.jp

 

プレゼンツァ届出の(理想としていた)手順

私たちが思い描いていたプレゼンツァ提出のプロセスとゴールは次の通りでした。

 

ダウンロードしたプレゼンツァの用紙(A4の紙1枚の半々に同じフォーマットが印刷されている)に必要事項を埋めておく

パスポートと一緒にクエストゥーラに持ち込む

※予約が必要とはどこにも書いていないし実際不要

窓口でパスポートの顔写真のページと、シェンゲン入国の際のスタンプのページをコピーをとってもらい提出する

プレゼンツァ用紙の一番の欄に係の方に日付入りのスタンプを押してもらう

用紙の半分とパスポートを受け取って完了

 

 

もちろん?この通りにはいきませんでした。

続く…!