ここんところ、全然晴れの日がない…。
以前はイタリアといえば晴れ!みんなやけに明るい!と思っていましたが、もういい加減そんな日や人ばかりではないのはわかりました。
また南北に長いので、北海道と沖縄で天気が違うみたいに、南部と北部じゃ暖かさも違う。
私のイメージは南イタリアから来とるんやな、とよく思います。
この記事を日またぎで書いているため、そんな今日現在は快晴だけど、霧の写真のままにしておきます。汗
さてさて、そんなこんなでプレゼンツァの提出のためにクエストゥーラへ。
門と正面はスムーズに突破できたものの
イタリア人である彼とともにクエストゥーラに到着、建物の敷地のすぐ外にはおそらく滞在許可証の申請の人々の列ができています。
私も後日その列に並ぶ必要がありますが、今回はその手前の段階の別の届出あり、数分で終わるはずのもの。
門の所にいる警察の方に、プレゼンツァの提出に来ました〜と告げて、そのまま正面玄関へ向かいました。
正面玄関を入ると受付のような、常時どなたかがいるカウンターあるのですが、そこで要件を伝えると、
「一度この建物を出て、建物の左の角の入り口から入ったところで手続きができます」
と教えてもらったので、その通りに移動。別の入口はすぐそこにありました。
するとその入口近辺に立っていた他の係の方が、
「違う違う!あっちで整理券もらって並んで!あっち、あっち」と…。
※その場の雰囲気とあとで彼から聞く内容を合わせたらこんな感じ
え、でも今回の届出は確か予約もいらないし、あの列は滞在許可証の申請の列のはず?と思って、いえいえ私たちは別の届出で、と話すも、はいあっちに行って!とのこと。
なぜか列に並ぶ、そして父の力
あっち行ってと言われて門の方に戻り、そこにいる係の人に、
「並ばなくていいよね?あの入り口で合ってますよね?」と聞くも、流れ作業のように整理券を渡され…。
???なまま、彼と私で敷地外の列に並びつつ、さっき門の人通してくれたのになんで今は整理券渡してくるわけ?言ってること違くない?と彼とブツクサ…。
ちょうどその頃私たちを迎えにきてくれた彼のお父さん、彼から事情を聞くと一人で門の係の人のところへ、
しばらくして戻ってきて「並ばなくていいからさっきの入口に戻りなさい」とのこと。
お父さんが何を言ってくれたのかわからないのですが、この街に生まれた時からずっと住んでいるお父さんの知恵と、イタリアは年を重ねた人に丁寧に接する、敬う風潮が濃いからその掛け合わせで話が通ったのか?というのは私の推測ですけども。
窓口にたどり着いたけど
今度は最初に聞いた入口から手続きをする窓口がある場所に入ることができ、いくつかある窓口が開くのを待つ3組くらいの短い列に並びました。
その他にすでに一次受付は済んだっぽい人たちが椅子に座ったりしていました。
パンデミック下でもあるので、建物の中に人が大勢いる状態にならないようにはなっている様子でした。
少しして空いた窓口があったので、あーやっとだよ、と思い窓口の人に用件を言うと、
「予約は?」
「え、プレゼンツァの提出に来ただけだから予約いらないですよね?」
「(やれやれ感満載な顔で肩をすくめられる)予約取ってからきて、それか横の予約なしの人の窓口行って」
なんでや。実は予約いるんやったんか?と今度は自分達を疑い始める我々。
そのまま横の窓口側へ、そこにも待っている人たちが数組いたので順番ついているのかなんなのかわからないまま、突っ立っていました。
いつも温厚な彼もそこで憤慨、提出する書類をにぎりしめパブリックな仕事に従事する人たちをまとめて非難し始めておりました。
また外に並べと言われ、そして
いつが自分達の番で、本当にこの窓口で合っているのか不明なまま突っ立っていたら、場の整理をしにきたのか、別の窓口から出てきた係の人がいたので彼が呼び止めて再度何をしにきたか説明、しかし今度はさっき門で私たちが受け取った整理券の番号を見て、
「この番号だったらもっとあとじゃないと受付できないから、外で並んでください」
と言われたので、彼がそこで静かにブチギレ、握りしめていた書類を係の人の眼前に差し出して、
「これの提出に来たのに並ぶんですか?スタンプ押してもらうためだけに僕たちはもう並ばない!」
とかなんとか言ったらしい。
するとその係の人、ふとその書類を見て、あ、どうぞこちらへ、って…。
その後ものの数分でパスポートのコピーを取られ、スタンプを押してもらい、用紙の半分とパスポートを受け取り完了!
やっと届出が終わった!!おい〜、できるやないか。
うちらが何をしにきたかをみんな聞いてくれてなかっただけなのでは!?
建物についてから完了までに1時間くらいでした。
この手続きは今後私たちが結婚手続きをする際に、この届出をした証明が必要なのでやっていますが、これ自体を知らずにすっ飛ばしている人も多いっていう話もあります。
なので現場の施設の方も、この届出しに来る人がいる、という認識が薄かったのかもなぁ。と後で思いました。
この後必須な滞在許可証の時はどうなるのか!?と今からドキドキですわ。