こちらの記事の続きです!
italianisumukotoni.hatenablog.com
前記事の⑥でプブリカツィオネの申し込みの日程が決まったら、実は当日を迎える前にまだやることがありました!
目次
⑦プブリカツィオネのために書類を揃える
指定された日時に書類を持ってコムーネへ行き、手続き。をするのですが、書類の事前準備が結構多かったです。実際の式の日よりも、この日が婚姻手続き本番って気もしないでもない…。
必要書類、覚えている範囲になってしまうのですが、
・アポスティーユ済みのNulla Osta
前記事にも記載したものです。
・当人達の身分証明書のコピー
パスポートやI Dカードなどです。
・テスティモーニ(式当日に同席し証人としてサインをしてもらう方)の身分証明書のコピー
当日出席可能な方で、新郎新婦それぞれ1人ずつ依頼しなければいけません。それもどうやらイタリア国籍の人に限るそう。
・プブリカツィオネ申し込みの日、また式当日にイタリアがわからない側に通訳をする方の身分証明書のコピー
イタリア語がわからない日本人(私のこと)にコムーネの方がイタリア語で話すことを正確に通訳できる人、に依頼するということになります。
・名前や住所、最終学歴などを記入する書類
学校教育のシステムが年数などイタリアと日本だと若干違うのですが、だいたい当てはまるものがあるのでチェック。
・婚姻前の確認書類
婚姻前の確認書類というのは(ちょっと名前わからない)、もし離婚することになったら財産はどうするか、ということが選択式で書かれた書面でした。それぞれの名義のものをそのまま分けるのか、全財産を折半するのか、というような。当たり前のようにそういうのがあるとは知らなかったので、感心しました。
(夫側でさらに必要な書類があったかも…)
⑧コムーネにプブリカツィオネの申請に行く
指定された日時にコムーネに行くと、予約の時間が来るま入り口付近の屋外で待ち、放送で予約時に発行された番号を呼ばれたら入る、ということになっていました。だいたい時間は押すだろうなと予想していましたが、予約時間から30分ほど経過した頃に呼ばれたのでそんなに待ってない方かなと。
中に入るとカウンターの窓口がたくさんあり、少し待っているとカウンターではなく小さいオフィスのような場所へ通されました。おお!なんか本格的!特別扱いっぽい(別にそうではない)とワクワク。
まずは私たちが依頼した通訳の方が、今日この場で間違った通訳をしません、という宣言を読みます。そして係の方がこちらの持参した書類を一つ一つ確認、こちらは不備がないかドキドキ、出直して来てとか言われたら一番テンション下がりますからね。
書類確認が終わったら、コムーネの方が、何の法律によってこの結婚が認められるかなどの説明をされ、それを通訳の方から聞くことになります。これが結構長めです。
最後には式当日にコムーネ側の方が読む内容の書類も先に目を通せるよう渡してくださり、そこにも同じようなことが書かれていたので、後で見返すことは可能でした。
全部で30分くらいの内容でしたが緊張と、具体的に何をするのかよくわかっておらずでどっと疲れました〜。
⑨プブリカツィオネされ終了日を待つ
何回もプブリカツィオネって書いていたら、自動で変換されるようになってきました。便利。
さておき、申請翌日からコムーネのネットで私たちの名前が閲覧できるようになっていました。お互いのフルネーム、いつ申請したか、いつまで表示されるか、ということが出ていました。
そこから8日間公示され、異議のある方がいれば申し立てができるそうです。8日間の公示の後に3日間の据え置き期間があるんですが、もし異議申し立てがあった場合にその3日間で審議するとのこと。何その異議申し立てって!と思いまして夫に聞いたところ、すんごい昔の習わしのままだから、だそうです。政略結婚とかあったからでしょうかね?
何事もなければ公示からトータル12日後に、はいあなた達結婚していいですよ、という結婚式を挙げるお許し?がもらえます。
⑩式の日を迎える
書類だけのことに言及すると、式の日は前述したように、書類としては複雑なことはなにもなく、無事に参列者とその日を迎え、本人達とテスティモーニの方々が指定された書面にサイン。サインした一部の書類と、婚姻証明書をその場でもらう。ということになります。
ここで手渡される書類、その後のお祝い気分でどこに行ったかわからないようにしておく必要がありますので、そこだけ注意ですかね。本人達は当日の緊張などもありますし、写真撮影などで手ぶらにならないといけなかったりもするので、事前に誰に渡してどのカバンに入れておくか、などまで決めておけるとベストです。
というわけで、手続き、ということで書類関係の手順についてでした。
あと、書類手続き以外のことも色々と思い出したので、追々!式場などで全部アレンジして注文する、というのではなくて、各専門店を自分達で探して一つ一つ訪問していくという方式で手作り感があって時間がない割に楽しめました。
では、お読みいただきありがとうございました♪