イタリアに住むことになりまして

すっかり大人な40過ぎからのイタリア暮らし!移住に伴う愉快なこと、生活しながら感じること、あとたまにはお堅い話もしてみたい。

語学学習は永遠に続く

現在私が日常的に話しているのは英語、イタリア語です。決して流暢ではないですが、生活する上で必須なので使っています。ちなみに夫の日本語はビギナーレベルなので普段ほぼ使いません。

子どもの頃から興味だけはあったものの、ほとんど大人になってから語学学習に身を入れました。

数年前、すでに40歳を過ぎて、日々の生活で耳馴染みのなかったイタリア語を第三言語として覚えることになり英語も自己流。この頃は3ヶ国語が入り混じり大丈夫か私…と思うことが増えてきたもので、自分のしてきたことを振り返ることで励ます意味でこれまで語学についてどうしてたっけ〜、をこちらにまとめます。

 

 

子ども時代

特別な教育は受けていないものの、なぜか英語を習得することに興味だけはありました。家族にも親族にもこれといって海外に縁がある人は見当たらず、強いていうなら私が生まれた時にはすでに他界していた祖父が英字新聞を読んでいたらしい、ということくらい。それも母からの伝聞なので確かめようがない薄い情報です。

記憶が曖昧な年頃に買ってもらった、子供の学習用の本は今でもとってあります。全ページカラーの絵本のような、いろんなイラストの下にそれにあたる英単語が書かれていて、最後の方のページになるとジョンやケンやナンシーが簡単な会話を交わしているものです。

中学生の頃は、父親とデパートに行った際おそらく誕生日が近かったか、父親と2人でデパートというのが珍しかったからか何か買ってくれると言われて、洋書フェアー的なものをしている本屋さんで立ち止まりアリスインワンダーランドの文字大きめの本を一冊選びました。父親はそんなものを欲しがる娘が不思議な様子だったのを覚えています。

普通の義務教育プラスほんの少し塾に行っていた程度の中学生だったので、1ページ目を読もうとしてすぐ挫折しました。

 

社会人初期

初期って何?という感じですが、(そして中学以降の学生時代をすっっ飛ばしまして)社会人になって小金がある状態になった時についつい某大手英会話教室に体験に行ってしまいました。

その頃は一応、留学をしたいという目的があったので気合が入っており、まとめ買いでドーン!と入会。

成果はというと、人によりますよね。私の場合はその当時はシフト制の仕事で当日発生する残業もちょいちょいあり、仕事の後に行くという方法だと時間が読めず、予約した日時に行けないことも。また仕事の繁忙期には1ヶ月まるっと行かないこともあったりで…自分的には身についている気になっていたけど、実際どうだったかはその後留学した際に判明します。

とはいえですね、実はドーンとまとめ買いしたポイントか何かは実は留学後も有効で、しかも別の地域の支店でも使えるというものだったので、意外と損はしなかったという印象です。

 

英語圏に留学をする

一旦社会人を辞めてイギリスに留学をしました。そこでは語学学校3ヶ月、資格を取るためのカレッジ7〜8ヶ月ほど行きました。

特にカレッジに行っている時期は見たことも聞いたこともない語彙がずらっと並ぶテキストと、ノートを取るより耳で聞いて質疑応答をするスタイルの授業、という、私ここにいて良いのかしら状態の中。クラスメイトにも先生にも恵まれたのでたくさん助けてもらい、語学習得という意味でも素晴らしい期間だったと思います。

私の場合は語学習得のために自分の興味のあること、また同じ方向を目指している人たちと共に学ぶ、というのがとても良いのでしょうね。

 

社会人初期の学習成果はといいますと、留学当初にホームステイ先にて2ヶ月目、ホストマザーに「英語上手くなってきたわね!最初何言ってるかわかんなかったわ!」と言われたことから、あの英会話教室で少しは話せてる気になっていた私は一体…という気持ちになりました。(これは教室が悪いとかじゃなくて通い方とか向き合い方の問題でございます)

ホストマザーは毎晩手料理を振る舞ってくれるすんげー良い人だったので、意地悪で言われたとかではないです。

 

留学後の環境

帰国してから東京都内で働くことにし、働く先では時折英語でコミュニケーションを取る必要がありました。少なくともイギリスで得た会話レベルは維持しようということで、前に通っていた英会話教室のポイントとやらがまだ使えることが判明したのもあり残りを消化するため引き続き行きました。

それよりも日常的に出会う人と会話する機会があったのがとてもありがたく、モチベーションになりました。

それまで英語に関する試験を受けたことはなかったのですが(いや中学の時に英検4級をとったけどカウントに入れてない…)、TOEICをやってみたら500点台という留学帰りとは思えないスコアでした。試験対策とか全くせずだったので!という言い訳。

都内でその後同じ職種で転職した際は、さらに外国人の方と話す機会が増える状況で、物差しとして1〜2年に1回TOEICの試験を受けることにしました。

 

地元にて

その後地元に戻ることになるのですが、そこは単なる地方都市、観光客に道を聞かれる以外で英語を話す機会がないという状況になりました。

ですがたまたま、TOEICで700点以上の人はちょっとお手当上乗せするよ、みたいな仕事があったので、その時はその条件に当てはまったためそちらにてギリギリ英語に触れる生活でした。そこで出会った同僚は、留学経験などはないものの試験対策をしまくってスコアを上げているということで、その方に倣って私も対策してました。

なので留学直後よりその後何年かをかけて意識的に語学力を維持、または伸ばす感じになっていました。勉強は嫌いなんですけど、好きなことって続けられるものですね。

 

イタリア人と出会う

英語を使う仕事からまた別の仕事に変わり、またまた英語に触れない日々が続きましたが、ずっと心の奥底でまた何かしらの形で欧州に住みたいと思い続けていたことから、なんとなく英語の勉強を続けていました。

夫と出会って、共通の言語が英語だったのでそこからまた英語をしっかり使う日々が始まります。使い物になるレベルでよかったわーと思いました。

 

彼と結婚を目指した付き合いになって、イタリア語も覚えるか〜。てな感じで今に至ります。(端折り過ぎ)

ちなみに英語も引き続きオンラインで学習中。

 

まとめてみる

なんせ使わないと忘れます!!

耳で聞いて、脳から絞り出し口から出して、自分で書いて目でも見て、日常的に繰り返すのみ。

留学時の英語は短期間で揉まれ、間違っていてもいいわ!という意気込みでいろんなところに出かけていろんな人と話したのがとてもよかったです。イタリア語は、そもそもイタリアに来た目的が勉学のため、ということでもなくていろんな兼ね合いでこうしてここに住んでいるので、決まった人と話す環境になってしまい歩みがのんびりしております。

 

基本とても怠け者な私なので、現地に身を置くというのが最高の語学学習環境となっています。あ、でもよく言いますけど配偶者が外国人だからと言って相手は先生でもないので、やはり自分から能動的に勉強をしないと身につくものもつきません。

 

引き続き頑張ろう私。