イタリアに住むことになりまして

すっかり大人な40過ぎからのイタリア暮らし!移住に伴う愉快なこと、生活しながら感じること、あとたまにはお堅い話もしてみたい。

間違える人々〜配達と医師と〜

なんか愚痴のようになる可能性もあるのでその前に…、

イタリアって本当に何食べても美味しいって、つい言ってしまうほどに美味しい物が多い。空港で時間ない時に食べるパニーニ、それでもう結構美味しい。

スーパーの野菜も色とりどりでダイナミック、ハムやチーズは言わずもがな種類豊富で本場の味が気軽に楽しめる。

そして景色の良さ、観光地の多さ、街それぞれにある歴史的背景の濃厚さ、ヨーロッパ屈指の見応えと言っても過言ではありませんね…!

 

と、良いところも存分にあることを先にお伝えしておこうと思います。

 

お花も綺麗に咲き乱れています〜

 

 

ちなみにここに書くことはこの数日で全部起こったため、勢いよく書いております。

 

よくある話、配達の間違い

うちの住所宛に注文したものが、違うお宅に配達される。ヨーロッパの各地で特に珍しくもない話かもしれません?

でも私は慣れたくないことの一つ、間違えが発生するたびにありえない!と声を大にして言いたいし、クレーム入れられる窓口があればしこたま文句言いたい。なぜならそれごと丸っと個人情報だから!お金払って配達してもらっている以上、届ける人は目を見開いて住所を確認してほしい。

注文から配達までの日数についてはもう、とりあえず正確に中身も間違いなく、損壊なく届けばそれでいい、という気持ちはすでにあります。とにかくちゃんと届け。

 

サイン偽装?

真相はわからないのですが、アマゾ⚪︎経由で夫が注文した品物。なかなか届かないね、と言っていたら夫のアカウントでは、本人に受け取りサインもらって届け済み、となっているではないか。さて?届いてもないしサインもしていない…。

届いてませんよ、という問い合わせをしたら、いついつ届きますというご返答。実際届けてくれた配達(民間会社)の人が、似たアドレスに持って行ってましたすみません、と言っていたとか。

本当に〜???と疑いました。

 

親切にご連絡をくださった方

別のお宅に届いてしまったまま、見つからないこともあるとかないとか。そんな中、なんと間違って届いた住所の方が携帯に連絡をくれた!

うちから歩いて10分弱の確かに似た住所の、たまたまそこは店舗で店主が営業中、家で仕事していた夫と、犬の散歩にちょうど出るところだった私で2人と1匹で伺いました。

忙しそうにされていたけど、何と前述の荷物もこちらに一回届けられたようでした。(その時は配達人の持ち帰りになった物と推測)なのでサイン偽装ではなかったのか流石に。

 

本当にわざわざ電話くれるなんて、なんて親切な…。その方には感謝の気持ちでいっぱいです。

届いた荷物を見たら、郵便局の扱った荷物でした。

 

医師も間違える

以前にもイタリアで医療にかかった時のことを書きましたが。

italianisumukotoni.hatenablog.com

また医者にかかったので、記録として兼、自分に冷静さを保たせたいがためにその時のことをここに記したい所存です。

 

イタリアで医者にかかる時の基本ルートおさらい

簡単に書くとこのような感じです。

  1. Medico di base またはMedico di famiglia と呼ばれる家庭医に診察日時の予約
  2. 診察にて必要に応じた専門医、総合病院への処方箋(紹介状)をもらう
  3. 自分たちで電話等で診察日時予約
  4. 専門医、総合病院にて診察

ちなみに2の家庭医の診察では、人によるでしょうが、デスクの向こうに座った医師がこっちの話すことや希望をシステムに打ち込んだり、処方箋の紙を印刷してくれるます。私のイメージする診察とは違う…それだけ?思って夫に聞いたら、COVID19のパンデミック前は胸をトントンするとか口の中を見るとかあったらしいです。どさくさに紛れてやめちゃったのかしら。

 

前の家庭医よりはまだ親身

今回は健康診断の申込と、相変わらず私の右目にいるイタリア語でcalazio、日本語で霰粒腫という脂肪の塊を何とかしたい、また他にも相談したいことがあり家庭医へ。

前回行った家庭医は義両親からの評判も悪く、実際もう仕事する気力ない?とお見受けする引退間近の医師って感じだったので、家族全員が別の医師に変更しました。

感じの良い方でした。プラスアルファのアドバイスもくれたりとか、質問しやすい雰囲気。こちらからはcalazioの治療と、前回間違った紹介状を出されて予約できなかった眼科の定期検診1回目を一度の診察で同時に行いたい旨話しました。にこやかに紹介状を印刷してくれる医師。その他の相談も聞きたいことを全部聞けた感じ。

 

専門医への予約そのパターンもあるんか

家帰ってから眼科の予約のために電話、この時に電話するのは予約専門のオペレーターさん。

私の紹介状の内容だとこの電話では診察の予約ができない、直接病院の窓口に行って予約をしてくださいとのこと。

へー、体ごと行けと…指定されたのは月曜から木曜の8時から15時。結構近くの病院でもあるし、うちはいいですよ、何とかなるので、でも時間帯的に行けない人多くね?

行くしかないので行きました。

 

予約はできましたが

総合病院に朝の早よから行きまして、眼科の受付にて番号札を取ろうと思ったら、シニョーラ!とでかい声で呼び止められ、マスクしてないからダメ!と言われ番号札をあっという間に奪い取られ。見渡してもどこにも書いてないのだが待合室に入るには必要だったみたい。

待合室内に入る手前のところでさっき怒られたお姉さんと夫が会話、

夫「予約だけしに来たんですが」

お姉さん「予約なら電話でできます!」

夫「これこれこのような治療の内容で直接行けと言われましたよ」

お姉さん「ちょっと紹介状見せて、じゃあそっちの二番窓口行って」

あ、はーい、ってな感じでその窓口に行き、calazioの治療と定期検診1回目の予約ですと念のため窓口の人にお伝え。

窓口の人「この紹介状だとcalazioの治療のみの予約になりますね」

 

あいつ(家庭医)、、、間違えやがったな。

ていうかこのパターン2回目かぁ。

 

間違われる以上にモヤること

いいの、人って間違うじゃん?常に正確さを求められても窮屈じゃん?私はイタリアのリラックス感満載な感じ好きだよ。人に自分の基準押し付けない人も多いし、なんかあったらこっちも主張すればいいし、結構後を引かないところとか、許し許され生きるって感じで良いと思う場合もある。(ちょっとは覚えとけと思うこともあるが)

 

間違われた時に気になるのが主に2つ、自分が言語堪能じゃないからその場で100%理解して意見できないこと、あとは、こういうふうに間違ってましたよ改善してくださいね、という機会が少ないまたは無いこと。

前者は明らかに自分がこの国で暮らす上で必要だし、頑張れ自分という感じ、または下調べをしっかりした上でそういったサービスを受けるようにするとか。しかし毎度夫に頼らなければならない点が多すぎて、情けない気持ちになる。

後者についてはそもそもいちいち文句を言っていたらキリがない感じもあり、また向こうに改善する気がなさそうな場合もあって、悩ましい。

 

悩ましくなって今日は終わります。